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花尊し

花尊し

絶対零度

絶対善の喩えで絶対零度を論ず

シャルルの法則を問題にしたのはなんででしょ?

例えも色々あり 「彼は鉄の意思を持っている」なんて、
精神を物性にたとえるみたいに
全然関係ない分野のそれなら多少 好い加減でもOKであるが、
科学と哲学は密接に関係しており、
善を論じるのは倫理学という哲学の一分野だし、
哲学は眼の前にあるコップ一杯の水について語れなければならない訳だし、
ある程度の精度は必要である。

絶対っていうことが どういうことかを問題にしているのだとすれば、
絶対零度っていうのがどういうことかに関する正確な知識は必要である。

水が100度で沸騰するように
人間もある一定のところまで向上したら超人になれる、
なんていうのは
低レベルの科学知識からは低レベルの論議しか出てこないという見本である。

一気圧、水は純水(沸点上昇を考える混合物は無い)、過熱を防ぐ、
という条件を設定すれば、水は摂氏100度で沸騰する。

絶対零度は初期条件が絶対零度っていうありえない条件を設定しなくちゃ到達できない。

絶対零度で物質の体積は0になる、というのは、
理想気体にあてはまるシャルルの法則が実在の気体にもあてはまると思った間違いである。

科学が進めば 絶対零度には到達出来るし 絶対零度は有るにしても、
分子の動きが止まるから 止まったことは検知出来ない。
分子運動が停止した状況は 検知出来なくても想定は出来る。

絶対善だって検知できないから現在到達できないもの、それでも想定は出来るから、
絶対善は有るかどうか不明だが 有るのではないか、と考えるべきであろう。

人間が感知できなければ存在しないと言えるだろうか?
犬は色盲だが、犬の科学者が検知できなくても、色は歴然と存在するし、
絶対零度・絶対善は人間が検知出来なくても有りうる可能性は否定してはいけない。
電磁波は知覚出来ないが変換機を用いれば検知出来る。
絶対零度では変換機に情報が来ないから知覚のしようが無い。
絶対零度の先(虚の温度?)が有りそれが変換機を用いて検知出来れば、
絶対零度になった瞬間だけ知覚出来ないことになるが、
虚の温度の可能性は想定されない。

神様がいないってのと一緒で、
常温核融合と一緒で、
検証されるまで存在はしない・・

喩えにしても、
水は100度で沸騰するという知識だけでは不足で、
気圧が変われば沸点も変わることも知っていなければならない。

絶対零度に到達出来ないことの根拠としてシャルルの法則(体積ゼロ)を持ち出しても、
シャルルの法則は理想気体に対してだけ成り立つもので、
実在気体については成り立たないことを理解してないと議論は噛み合わない。
科学におけるすべての言明は反証可能な作業仮説だ。

絶対善も、善であるという情報は悪の存在が有って始めて有為となるため、
絶対善の環境では、絶対善自体が善であるかを知覚出来なくなる。

絶対という言葉自体が相対的な解釈の上に成り立つものである以上、
絶対善よりも相対善が適切だと言える。
私という意識の根源が実在論によって説明出来ていないのに絶対善なんて考えたって意味がない。

進化の原理から言えば弱い者は淘汰されるのが当然で有り、
その事を仮の絶対善とする。
しかし人間だから黒人奴隷は解放するし神国が滅亡する迄は追いつめない。
これは善なのか悪なのか絶対悪なのか。
自然の原理に逆らう人間の知性も自然そのものなんだから、
摂理を絶対善だとすると人間のやる事は全て善になってしまう。
摂理や神の存在を思考支援としてイメージする事が推論に有効な事と
絶対善が有るかどうかという事は関係ない。

絶対零度でも零点振動は存在すると考えられている。
絶対温度の「絶対」の意味について理解しているの?
温度ってどういう意味でつかっているの?

温度とは何か
1.物体の暖かさ、冷たさの度合を示す語
2.物理的には熱平衡を特徴づける尺度(熱平衡にある二つの物体の温度は等しい)
3.微視的には物質構成粒子の微視的な内部運動(熱運動)のエネルギーの平均を定める尺度

2と3は物理における温度。
温度を1だと思っている人と、2または3だと思っている人が議論しても噛み合わない。
絶対温度という語を使うということは、
暗黙のうちに2の定義を採用していることになる。

実在気体は絶対零度になる前に液体や固体になるのでシャルルの法則は成り立たない。

定義(万人の共通認識)のある絶対零度と定義のない絶対善を比較することにそもそも無理がある。

Q 分子が振動したらそれはエネルギーを持っているのか?
A それが内部エネルギーでありアバウトには温度。

絶対零度では、考える系の最低エネルギーの状態になる。
しかし、その最低エネルギーがゼロと決まっている訳ではなく、
絶対零度でも、零点振動が存在すると考えられている。
この零点振動によるエネルギーを零点エネルギーという。
これは、量子力学的効果である。

分子が振動したらそれは内部エネルギーであり、アバウトには温度、
というのは間違いで、
内部エネルギーは、
系を構成している粒子の熱運動のエネルギーと
系を構成している粒子のポテンシャルエネルギーの和である。
後者がないのが理想気体。
温度はアバウトには熱運動のエネルギーの尺度。
熱運動ってのは、系を構成している粒子の運動から系全体の運動を差し引いた残りとなる。

Q 熱でないエネルギーを持つのか?
光は絶対零度の状態か?
ビッグバンの前の状態が絶対零度か?

A 光は分子ではないので温度は定義できないが、光もエネルギーである。
光の振動数をνとするとE=hνで表される。
h=プランク定数

エネルギーと質量は等価でありE=mc^2で表される。
C=光速

核反応のエネルギーが巨大なのは、この反応中に質量の一部がエネルギーに化けるからである。
また、熱以外のエネルギーには、運動エネルギーや位置エネルギー等もある。

絶対温度:個々の物質の特性に依存しない温度目盛を定義した温度。
     絶対零度が0K、水の三重点が273.16Kとなるよう定義されている。
絶対零度:熱力学的に考えうる最低の温度


Q 分子が振動したら空間との間に摩擦が生じて熱エネルギーが出る?
つまり分子の振動範囲が他の分子の振動範囲を侵食しないか?
そうなると、単原子の状態でないとだめなのか?
その原子の電子が周りの空間に接触していても摩擦が出る?
電子同士のニアミスから熱が生じるとか・・

A 侵食して熱エネルギーを伝達することにより温度が平衡になる。
温度が等しいというのは、分子の振動レベルが一緒と思えば良い。
温度とエネルギーは別物なので注意。

補足すると、気体状態の場合、分子は飛び回っている。
これが壁に衝突するときの力の和が圧力。
気体分子同士も常に衝突を続けている。

侵食という言葉を使ったが、分子の衝突が起こりエネルギーのやり取りをして、
最終的に平衡温度に達する。

Q 温度が等しいというのは分子の振動レベルが一緒というのは同期的振動による相殺?
分子の衝突が起こっているなら、
固体ならかなり密接で、分子同士の隙間がすべて0ならいいけど、
外郭なんかお互いに重なっちゃい、分子の振動が非同期なら当然衝突する?
で、その衝突のエネルギーは100%他の分子に移動する?
それとも、ほんのわずかでも、熱エネルギーに変換される?
つまり
他の分子の振動半径を侵食しない分子間の隙間が維持される同期振動状態が
有って初めて成り立つ?
で、そうなると、運動してるんだから、
「絶対零度はすべての分子運動が停止した状態」なんて話しは頓珍漢になる。

A 分子の振動エネルギー=熱エネルギーな訳だから変換もくそもない。
熱とは分子の振動のことで、
振動の大きいところはそこに接触する物体の分子の振動を増大させるため熱くさせ、
小さいところは接触する物体の分子から振動エネルギーを奪い取り物体を冷やす。

Q 熱平衡が0になるのは互いの分子が同期振動なり、
軌道半径の縮小なりの形で互いに接触しないけど場を保持した状態でなる?
で観測のための情報伝達は出来るのか?


光に温度はある。
そうでないと光による熱エネルギーの移動(輻射)のエントロピー計算が出来ない。
光子一個の温度も統計力学では定義出来る。
光自体に有るんじゃなくて光が物質に衝突した時に熱エネルギーに転換する。

光が物質に衝突した時に熱エネルギーに転換するものは何?
気体が固体を暖めているとき何が起こっている?
相対性理論は相対性理論であって相対性現象ではない?
分子の運動エネルギーと光子の運動エネルギーに違いはあるか?
エネルギーの状態が変化している?
閉じた宇宙か否か?















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